お知らせ

腎臓リハビリテーション指導士認定試験合格!

2022年12月04日

2022年9月17日(土)に行われた第3回腎臓リハビリテーション指導士認定試験に当院から2名受験し合格しました。

心血管病と慢性腎臓病は、心腎連関といって密接に関連していることが近年わかってきました。心機能の低下は腎不全を、腎機能低下は心不全を発生しやすく、GFR(糸球体濾過率)の低下が心不全の強力な予後規定因子であることが証明されています。また両疾患の共通リスクとして血管内皮細胞障害、すなわち動脈硬化の進展がありますが、これらの予防治療には包括的疾病管理が必須となります。つまり心臓リハビリテーションと腎臓リハビリテーションによる運動療法の実践を含めた長期にわたる外来診療が必要不可欠であり、最も効果的と考えています。

 

以下日本腎臓リハビリテーション学会HPから引用
https://jsrr.smoosy.atlas.jp/ja/educator

腎臓リハビリテーション指導士とは?
認定制度成立の経緯と認定趣旨について
腎臓リハビリテーションは、腎疾患や透析医療に基づく身体的ならびに精神的影響を 軽減させるとともに、症状を調整し、生命予後を改善して、心理社会的ならびに職業的 な状況を改善することを目的とした、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、 および精神・心理的サポートを行う、長期にわたる包括的なプログラムです。

日本の腎臓リハビリテーションに携わる医師、医療従事者を対象として包括的腎臓リハビリテーションの確立、腎臓リハビリテーション関連各分野の学術水準向上を図り、 これらによる腎臓障害患者の生活の質(QOL)向上を通じて日本の医療・福祉の向上に 寄与することを目的として、日本腎臓リハビリテーション学会が 2011 年に設立されました。

腎臓リハビリテーションは単に運動療法のみを行っていれば事足りるものではなく、包括的リハビリテーションを目指すべきであり、そのためには、医療専門職間の連携や共同作業(チーム医療)が必要となります。また、チームが円滑に機能するためには、腎臓リハビリテーションに関する共通認識と知識や用語の共有化、定期的なカンファレ ンスやミーティングなども行う必要があります。このような状況の中、日本腎臓リハビ リテーション学会は、腎臓リハビリテーション指導士の認定制度を 2018 年に発足させ ました。

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